第5章「神棚と家のお祭りについて知りたい」では、神棚から神葬祭、地鎮祭まで学びました。今回からは第6章「お伊勢さんについて知りたい」です。
「神宮とは何?」「内宮と外宮の違いは?」「125社って?」——日本の神社の頂点、伊勢の神宮を押さえましょう。
1. 神宮とは何か
三重県の「お伊勢さん」にお参りしました。正式には神宮と申し上げます。
神宮とは、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)、および別宮など125社の総称です。皇大神宮がまず豊受大神宮、内宮と外宮、別宮が14、摂社が33、末社が24、所管社が42、合わせて125社の総称です。
2. 125社の分布
内宮と外宮だけじゃなくて125社もあるなんてビックリする。すべてお参りするのに何日かかるかしら——というくらい、伊勢市・度会町・玉城町・明和町・志摩市・鳥羽市などに広がっています。
3. 内宮と外宮
外宮の御祭神である豊受大御神にお食事を調え祭る御饌都神として、内宮の天照大御神にお食事を調え祭る——美しい縁の御祭神です。
内宮の参拝に先立ち外宮を参拝するのが正式とされています。内宮には荒祭宮を第一別宮、ほか計10所、外宮は多賀宮ほか計4所があります。
4. 神宮の創祀
神宮の創祀は約二千年前のこと。天孫降臨以来、皇居の中に祀られていた天照大御神でしたが、崇神天皇の御代に倭笠縫邑(奈良県桜井市)にお祀りされることになります。
次いで、垂仁天皇の御代には皇女・倭姫命によって、諸国を巡られた後、現在の五十鈴川のほとりに鎮座されることになりました。
豊受大御神は5世紀後半、雄略天皇の御代に丹波国から伊勢へお遷しされ、外宮が始まりました。天照大御神が私の夢に現れて「丹波国へと連れて御饌都神を私のもとになられたきことださい」と。
5. 日本国民の総氏神
内宮の御祭神は天照坐皇大御神。天照大御神は高天原の神々の中で最高位にあり、日本国民の総氏神です。伊勢の神宮は一線を画し、他の神社の御祭神は全国のほとんどの神社を神宮を「本社」と仰いでいます。
【古事記トピックス】天照大御神と倭姫命
古事記・日本書紀に描かれる天照大御神は、皇室の祖神であり、伊勢の内宮に鎮座します。倭姫命が諸国を巡って鎮座の地を定めた伝承は、神宮の歴史の根幹です。神棚の中央にお祀りする神宮大麻も、この天照大御神への信仰につながっています。
本日の学び直しまとめ
- 神宮=内宮・外宮および別宮など125社の総称
- 正式には「神宮」と申し上げる(お伊勢さん)
- 参拝は外宮→内宮が正式
- 天照大御神は日本国民の総氏神
- 創祀は天孫降臨以来の長い歴史(倭姫命の巡幸など)
次回は、神宮のお祭り——神嘗祭・月次祭・祈年祭・新嘗祭と神饌について学びます。

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