【神社のいろは第74回】神宮大麻!氏神と家庭をつなぐ御神札(第6章最終)

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前回は、お伊勢参りについて学びました。今回は神宮大麻(じんぐうたいま)について解説します。第6章の最終回です。

「大麻とは何?」「いつ頒布されるの?」「氏神のお神札との違いは?」——神棚の中央に納める御神札の正体です。

目次

1. 神宮大麻とは

こんにちは! 12月ですね。神宮大麻の御神札と、神宮大麻・神宮のお神札です。

氏神様は地域を守ってくださる神様、神宮は日本全国をつくってくださっている神様(総氏神)です。反対に氏神様の御祭神が神宮大神宮・天照大御神様の御神札と神宮大麻のお神札とお祀りしましょう。

ところでなぜ「大麻」というのでしょう? 「大麻」は本来「おおぬさ」のことで、お祓いの用具です。これが名称の由来です。実際、明治以前には「祓大麻」「御祓大麻」と呼ばれていたのよ。

2. 歴史

明治以前、神宮のお神札は御師によって全国に配布していた。江戸時代末期には約9割の世帯が神宮のお神札を祀るという記録もあるのよ。現代では神宮大麻は全国の氏神様を通して各ご家庭へ頒布されています。

3. 大麻の製造と頒布の祭り

1月8日 大麻暦奉製始祭——天照大御神(伊勢の神宮)で大麻(お札)の製造が開始されます。その年の大麻奉製の開始を大麻に奉告し清浄となる大麻に祓いを開始します。

「神宮暦」には吉凶情報などが記載された「伊勢暦」とも皇室されました。

4月中旬 大麻用材伐始祭——伐り出された用材は五十鈴川畔の奉製所で乾燥されます。和紙は外宮近くにある明治以来の製造所で宮川の伏流水を使って漉かれます。作業にあたる職員は白衣に着替え、全員で内宮・外宮を参拝し作業開始。

9月17日 大麻暦頒布始祭——奉製された大麻は大祓修祓式をへて「御神札」になります。「大麻暦頒布始祭」には多くの神社関係者が参列し、これから神宮大麻の頒布が始まるのです。

翌年3月1日 大麻暦頒布終了祭

4. 受け方

お神札は神宮の神楽殿でも受けられますが、それは「参拝のおしるし」としていただくお神札で、氏神様を通じていただくお神札とは意味が違いますのよ。

【古事記トピックス】総氏神と氏神

天照大御神を総氏神として仰ぎ、地域の氏神とともに家庭の神棚にお祀りする——神宮大麻は、第5章の神棚と第6章のお伊勢さんを一本の線で結びます。古事記の太陽の女神が、いまも各家庭の中央でまつられているのです。

本日の学び直しまとめ

  • 神宮大麻=神宮の御神札(名称は「おおぬさ」に由来)
  • 氏神のお神札と対で、神棚に納める
  • 明治以前は御師が頒布、現在は氏神を通じて各家庭へ
  • 1月製造開始→4月用材→9月頒布開始→翌3月終了のサイクル
  • 神楽殿で受けるお札と、氏神経由の大麻は意味が異なる

第6章「お伊勢さんについて知りたい」はここまでです。次回からは第7章——皇室のお祭りの世界へ進みます。


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はじめまして、こんにちは!当ブログ管理人のぽっちゃんです。

このブログでは、日本の神話である「古事記」の魅力や、神社文化をより深く楽しむための「神社検定」に関する情報を、分かりやすく楽しく発信していきます。

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