【神社のいろは第38回】出雲大社の正体!大国主神と神無月・神在月の秘密を徹底解説!

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前回は、愛知県の熱田神宮草薙剣、日本武尊の伝説について学びました。今回は、島根県出雲市に鎮座する出雲大社(いずもたいしゃ)について、大国主神から神無月・神在月の秘密、かつての本殿の規模まで、しっかり整理していきます。

「出雲大社の主祭神は誰?」「神無月と神在月って何が違うの?」「本殿は本当に96メートルもあったの?」——日本最古級の神社ですが、神社検定では国譲り神話10月の呼び名が頻出です。古事記の面白エピソードもプラスして、バッチリ押さえましょう!

目次

1. 出雲大社とは?——国譲りの舞台・大国主神の社

出雲大社は、島根県出雲市に鎮座する神社で、大国主神(おおくにぬしのかみ)を主祭神とする日本有数の古社です。古事記・日本書紀の国譲り(くにゆずり)神話の舞台として知られ、「出雲」の地は日本神話の中心地のひとつとされています。

出雲大社の本殿は大社造(たいしゃづくり)という独特の建築様式で建てられ、社殿の正面に巨大なしめ縄(しめなわ)が掛けられているのが特徴的な風景です。このしめ縄は、出雲大社の象徴として広く知られています。

大国主神は「おやじっぽいけど、一番優しい神様」と親しまれ、縁結び・福の神としても信仰されています。出雲大社への参拝は、古くから「出雲詣り(いずもまいり)」と呼ばれ、全国から多くの人が訪れます。

💡 試験のポイント

  • 所在地:島根県出雲市
  • 主祭神:大国主神(おおくにぬしのかみ)
  • 国譲り神話の舞台
  • 社殿様式:大社造、巨大なしめ縄が特徴

2. 大国主神——国作りの神・優しき神

大国主神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子で、古事記の国作り(くにづくり)神話の中心人物です。少名毗古那神(すくなひこなのかみ)とともに国土を整え、豊かな国を作り上げました。

大国主神は、古事記では大物主神(おおものぬしのかみ)とも呼ばれ、出雲の国を治める神として描かれます。後に天照大神の使者・建御雷神(たけみかづちのかみ)が現れ、国譲りの交渉が行われます。

大国主神は、自らの子・少彦名神(すくなひこなのかみ)に国の統治を任せ、自らは神の国へ隠れることで、天皇家の統治を受け入れました。この「優しく譲った」姿が、大国主神の「一番優しい神様」というイメージの源です。

💡 大国主神の別名

  • 大国主神大物主神出雲之大社など多数の名前
  • 素戔嗚尊の子
  • 国作りと国譲りの神話で中心的役割
  • 縁結び・福の神としても信仰

3. かつての本殿の規模——96メートルの伝説

出雲大社には、かつての本殿が異常なほど巨大だったという口伝(こうでん)が伝わっています。

社伝によれば、古くは本殿の高さが約96メートル——13階建てのビルに相当する高さ——だったとされます。平安時代中期には約48メートルだったとも伝えられ、いずれにせよ現在の本殿(約24メートル)の倍以上の高さだったとされています。

もし96メートルの本殿が実在したなら、当時の東大寺大仏殿よりも大きかったことになり、古代・平安期の出雲大社がいかに壮大な信仰の対象であったかを物語ります。現在の本殿は、江戸時代の寛永年間(1744年)に再建されたものです。

4. 神無月と神在月——10月の呼び名の秘密

日本では、旧暦の10月を神無月(かんなづき)と呼びます。「神がいない月」という意味で、全国の神社で祭事が行われない月として知られています。

しかし、出雲地方ではこの月を神在月(かみありづき)と呼びます。「神がいる月」——全国の神々がこの時期に出雲大社へ集まるからです。

旧暦10月10日から始まる神在祭(かみありさい)では、全国から集まった神々が大国主神のもとで縁結びの会議を開くと伝えられています。人間の縁結びは、神々が出雲で相談して決まる——そうした信仰が、出雲を「縁結びの聖地」として親しまれる理由のひとつです。

💡 試験のポイント

  • 全国:神無月(かんなづき)=神がいない月
  • 出雲地方:神在月(かみありづき)=神がいる月
  • 全国の神々が10月に出雲大社へ集まる
  • 神在祭:旧暦10月10日から

5. 出雲詣りと縁結びの信仰

出雲大社は、縁結び福の神商売繁盛家内安全などの御神徳で信仰されています。特に縁結びの神として、恋愛や結婚を願う人々の参拝が盛んです。

旧暦10月の神在月には、全国から多くの人が「出雲詣り(いずもまいり)」をします。神々が縁結びの会議を開く時期に参拝することで、良縁を願う——そうした信仰が今も続いています。

境内には縁結びの神として知られる須佐之男命(すさのおのみこと)を祀る社や、大国主神の子・少彦名神を祀る社もあり、出雲の神話世界を立体的に体感できる空間となっています。

【古事記トピックス】国譲りと大国主神——神話のクライマックス

出雲大社の信仰の核心である国譲り神話を、古事記の流れで振り返ってみましょう。

古事記では、天照大神が高天原を治める一方、地上(葦原中国)は多くの神々が跋扈していました。天照大神は、建御雷神(たけみかづちのかみ)天女屋命(あめのこやねのみこと)を地上へ遣わし、国譲りを申し入れます。

出雲の大国主神は、使者の力を認め、「わが子の少彦名神に国を治めさせ、われは神の国へ隠れよう」と答えました。こうして天皇家の統治が地上に及ぶことになり、天孫降臨(てんそんこうりん)へと物語が進んでいきます。

また、大国主神には因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)を助けた伝説もあります。神々の使いである白兎が、大国主神の助言で傷を癒し、報恩の神として崇敬された——この物語は、大国主神の「優しさ」を象徴する古事記の名場面です。

出雲大社で大国主神を祀ることは、古事記の国譲り神話の「感動的な結末」を現代に受け継ぐ祭祀と言えるでしょう。神無月に全国の神が出雲に集まるという信仰も、大国主神が「神々の親」として親しまれる背景と深く結びついています。

本日の学び直しまとめ

第38回、出雲大社の全体像を整理しました。

  • 出雲大社:島根県出雲市
  • 主祭神:大国主神(大物主神・出雲之大社など別名多数)
  • 国譲り神話の舞台、建御雷神との交渉
  • かつての本殿は口伝で約96m(平安期は約48m)
  • 全国:神無月、出雲:神在月
  • 10月に全国の神々が出雲に集まる→神在祭
  • 縁結び・福の神として「出雲詣り」が盛ん
  • 因幡の白兎を助けた優しい神

神無月に神々が集まる出雲——その独特の信仰は、大国主神の「優しさ」と古事記の国譲り神話が生んだ日本独自の文化です。次に出雲を訪れるとき、10月の呼び名の違いを思い出してみてくださいね。

次回は、京都の賀茂神社(かもじんじゃ)——上賀茂神社下鴨神社葵祭(あおいまつり)について学びます!


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はじめまして、こんにちは!当ブログ管理人のぽっちゃんです。

このブログでは、日本の神話である「古事記」の魅力や、神社文化をより深く楽しむための「神社検定」に関する情報を、分かりやすく楽しく発信していきます。

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