前回は、6月と12月の大祓について学びました。神社で行われるお祭りは、日々の祭祀だけではありません。今回は初宮詣(はつみやもうで/うぶみやまいり)と七五三(しちごさん)など、人生の節目に関するお祭りを整理します。
「お宮参りはいつ?」「七五三は何歳?」「帯祝いって何?」——人生の晴れの日と神社の関わりを、バッチリ押さえましょう!
1. 初宮詣(お宮参り)——誕生後はじめての氏神様へのご挨拶
初宮詣とは、誕生後はじめて氏神様に参拝することです。単に「お宮参り」ともいいます。命をいただいた感謝と、健やかな成長をお願いする大切な行事です。
地方によって風習はさまざまですが、生後7日目から100日くらいをめどに行われることが多いです。
💡 帯祝いと安産祈願
誕生前にも着帯の祝いという風習があります。懐妊約7か月目の戌の日を選んで岩田帯を締める、ともいわれます。犬が安産なことともいわれるよ。着帯の祝いに併せて神社で安産祈願をされるとよいでしょう。
2. 七五三——3歳・5歳・7歳のお祝い
七五三は、3歳・5歳・7歳のお祝い。幼児が元気に成長してゆくよう願いをこめて行われてきました。こんなに大きくなりました!がうれしいから、神様守ってくださいね、という気持ちです。
- 3歳:平安時代ともいわれ、初めて髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)」
- 5歳:初めて袴を着ける「袴着(はかまぎ)」
- 7歳:そして少女が大人と同じ帯を使い始める「帯解(おびとき)」
なぜ11月15日に行うの?——江戸時代の5代将軍・徳川綱吉公のお子様の髪置祝いが行われた日にちなむ、ともいわれます。
3. そのほかの人生儀礼
このほか人生儀礼には、入学・卒業・就職・成人・結婚・還暦などの年祝いなど、さまざまあります。人生の節目節目を氏神様に報告し感謝の気持ちを捧げ、末永い幸せを祈りましょう。
💡 試験のポイント
- 初宮詣=誕生後はじめての氏神参拝(お宮参り)
- 七五三=3・5・7歳。11月15日が一般的
- 3歳=髪置、5歳=袴着、7歳=帯解
- 帯祝い・安産祈願も誕生前後の大事な風習
【古事記トピックス】子の誕生と神々の子孫
子どもの成長を祝う精神は、古事記の神話とも通じます。神々の子孫が地上に降り、子を産み育て次の世代へ受け継ぐ——この物語は、「健やかな成長」と「子孫繁栄」を願う心の根源でもあります。
初宮詣で赤ちゃんを氏神様に紹介し、七五三で成長を祝う。これらは、古事記に見える願いを、現代の風習として受け継いだものです。
本日の学び直しまとめ
- 初宮詣:誕生後はじめての氏神参拝。生後7日〜100日頃が目安
- 七五三:3歳(髪置)・5歳(袴着)・7歳(帯解)
- 一般的な参拝日は11月15日
- 帯祝い・安産祈願、入学や結婚など人生儀礼も神社と深く関わる
次回は、厄年と厄払いについて学びます!

コメント