前回は、初宮詣と七五三——人生の節目のお宮参りについて学びました。今回は厄払いについて整理します。
「厄年ってご存知ですか?」「前厄・本厄・後厄の違いは?」——神社検定でも、年齢表と意味が頻出です。
1. 厄年とは何か?
厄年とは、古くから「災いが降りやすい」と考えられてきた年齢のこと。ちょうど肉体的な変調をきたしたり、家庭的・社会的にも重大な転機を迎える時期とも重なるのよ。厄年にあたった人が神社に参拝して厄除けのお祓いを受けることを、厄払いといいます。
厄払いは、神社に参詣して災禍から身を護ろうとするものです。厄年は本来、古稀70歳などの年祝いと同じで、晴れの歳でもあります。
2. 男女別の厄年一覧(前厄・本厄・後厄)
地域差もあるけれど、一般的に厄年とされる年齢を表にすると、前厄・後厄というのよ。
- 男性:本厄 25・42・61(前厄24・41・60/後厄26・43・62)
- 女性:本厄 19・33・37(前厄18・32・36/後厄20・34・38)
- 数え年とは、誕生した時を1歳とする数え方で、元日に1つずつ年齢を重ねてゆきます
- なかでも男性の42歳・女性の33歳は大厄・本厄と重視される場合が多い
- 厄年は数え年とする場合が多いのよ
3. 厄年を迎える意味と厄払い
厄年を迎えるということは、地域社会で一定の地位と役割を持つことを意味しました。そのためには心身を清浄に保つ物忌に服したり、一定期間潔斎を行うことで、物忌に服したりした。従前、厄年の「厄」は神様にお仕えする「役」の意味でもあったのです。神社のお祭りや神事に携わることも意味していました。
現代では厄年は新築や新規事業を慎むべきといった感覚が強くなっていますが、厄年・役年は重要な人生儀礼。ぜひ氏神様へ参詣し、すばらしい歳となりますようご祈念しましょう。厄除御守や祈厄願なども見かけます。
💡 試験のポイント
- 厄払い=厄年にあたった人が神社で受けるお祓い
- 男性本厄25・42・61/女性本厄19・33・37(数え年が多い)
- 特に男42・女33は大厄として重視されやすい
- 「厄」は「役」(神様にお仕えする)の意味もあった
【古事記トピックス】厄と穢れ——禊の思想
災いや穢れを祓う考え方は、古事記の禊(みそぎ)と通じます。伊邪那岐命が黄泉の国から戻り、水で身を清めた物語は、心身を清らかに保つ日本の祓いの原点です。厄払いもまた、転機の年に清らかな心身で神前に立つための祈りなのです。
本日の学び直しまとめ
- 厄年は災いが降りやすいと考えられた年齢。晴れの歳でもある
- 厄払い=神社で災禍から身を護るお祓い
- 男性本厄25・42・61、女性本厄19・33・37(数え年が一般的)
- 「厄」には「役」の意味もあった
次回は、神前結婚式について学びます!

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