ぽっちゃん– Author –
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神社検定
火を噴く山を浅間と呼び、人は富士そのものを神体として拝み続けてきた
浅間とは、火を噴く山を指す言葉だ。信仰の相手は富士山そのもので、総本社は静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社。主祭神は木花咲耶姫命。大同元年に現在地へ社が建ち、江戸には七つの登山口ごとに浅間神社があった。いま残る登山道は、四つになった。 -
神社検定
松尾山の麓に並ぶ酒樽は、大山咋神への良醸の祈りを今も積み重ねている
京都市西京区、松尾山の麓に着くと、全国の酒造家が奉納した酒樽の列が参拝者を迎える。祭神の大山咋神は古事記で山末之大主神とも呼ばれ、日吉大社と同じ神だ。大宝元年より前から、この湧水で酒が醸されてきた。11月の新嘗祭では、新米の酒が神前に並ぶ。 -
神社検定
鞍馬と比叡に挟まれた貴船で、水の神は和歌と白馬の両方を受け取ってきた
鞍馬山と比叡山に挟まれた貴船川の源流に、貴船神社はある。主祭神は水と雨を司る高龗神で、のちに大山咋神が合祀された。干ばつに奉納した白馬が馬の絵馬の始まりとされ、平安の歌人は雨を止める和歌をこの社へ捧げた。上賀茂の約500メートル上流だ。 -
神社検定
上賀茂と下鴨を結ぶ路次行列は、祭りをせよという神の言葉から続いている
賀茂川の上流に上賀茂神社、下流に下鴨神社がある。賀茂建角身命は八咫烏となって神武天皇を導いたと伝え、玉依姫命と祀り分けられる。5月15日の葵祭は賀茂祭とも呼ばれ、勅使の路次行列が二つの社を一本の道で結ぶ。行列の人は葵の葉を頭に飾る。 -
神社検定
大国主神が国を譲った出雲で、旧暦の10月は神々のいる月と呼ばれている
島根県出雲市の出雲大社は、巨大なしめ縄の奥で大国主神を祀る。国譲りの舞台であり、本殿の高さには約96メートルの口伝が残る。旧暦の10月は全国で神無月、出雲では神々が縁を談じる神在月と呼ばれてきた。神在祭は旧暦10月10日から始まる。 -
神社検定
名古屋の熱田で、草薙剣は人の目に触れぬまま武運を預かり続けている
名古屋市熱田区の熱田神宮は、三種の神器のひとつ草薙剣そのものを御神体とする。剣は八岐大蛇の尾から日本武尊の手へ渡り、43歳の遺言で尾張に鎮められた。主祭神の熱田大神は、建御名方神と同一視されてきた。剣は今も社の奥に秘され、直接は拝めない。 -
神社検定
海の正倉院と呼ばれる沖ノ島と、満潮の厳島が同じ三女神を祀っている
福岡の宗像大社は、田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命を御分霊の根本として祀る。沖ノ島は海の正倉院と呼ばれ、2017年に世界遺産となった。広島宮島の厳島神社は、同じ三女神を、満潮に浮かぶ朱の大鳥居の奥に迎える。平清盛が社を整えた海でもある。 -
神社検定
神功皇后が船の安全を託した住吉の神は、今も反橋の先で海を見ている
大阪市住吉区の住吉大社に着くと、赤い反橋の先に四つの本宮が一直線に並ぶ。住吉三神は海の層を分け、第三本宮に和魂、第四本宮に荒魂を祀る。神功皇后の渡海の伝えと、住吉造の直線の屋根が、同じ境内に残っている。1月の初辰祭が、年の初めを告げる。 -
神社検定
琴平山の中腹に着くと、奉納された船絵馬が海上安全の歴史を語り始める
香川県琴平町、琴平山の中腹に金刀比羅宮がある。海上から山が浮かび、主祭神は大物主神の和魂だ。金毘羅大権現の時代を経て社名は変わり、禁足だった山の境内に、船乗りが航海の礼として奉納した船絵馬が今も残っている。四国参詣の人も、この坂を上った。 -
神社検定
火の用心の声が夜を渡るとき、愛宕さんと秋葉さんが同じ側に立っている
京都の愛宕山に着くと、火を預かる神の静けさがある。祭神の名は違っても、浜松天竜の秋葉山本宮秋葉神社も火防の神だ。戦国の武士から江戸の町人の火の用心へ広がり、12月の松明と2月の初辰祭が、いまも火災除けの夜をつないでいる。 -
神社検定
春日大社の神鹿が横切る参道の先で、四柱の神は一つの明神になっている
春日大社は藤原氏の氏神で、768年に奈良の春日山の麓へ創建されたとされます。武甕槌・経津主・天児屋根・比売神の四所明神は、一つの春日大明神です。神鹿が歩き、3月の春日祭と、2月・8月の万灯籠が夜を照らします。世界遺産にも登録されています。 -
神社検定
伊勢神宮以外で神宮と呼ばれる香取と鹿島は、海と雷とで国土を鎮めた
古く伊勢神宮以外に神宮と呼ばれたのは、香取神宮と鹿島神宮です。千葉の経津主大神は漁業と海運、茨城の建御雷神は武運を司ります。日本書紀では天孫降臨の前に二神が国土を平定し、のち春日大社へも勧請されました。鹿島には、地震を鎮める要石もあります。
