2026年– date –
-
国史
大森貝塚——縄文人の食と住まい
気候が暖かくなり、人は一か所に住むようになりました。その暮らしが、どんな道具と食べ物で成り立っていたのかは、ごみ捨て場の発掘から分かります。 列車の窓から見えた貝の崖 明治10年(1877)、アメリカの動物学者エドワード・S・モースは、鉄道で横浜... -
国史
氷期の終わりと縄文海進
土器が煮炊きの道具になったあと、列島の気候そのものが変わります。今から約1万1000年前、最後の氷期が終わり、世界は暖かい時代へ移りました。 海が上がり、列島ができた 温暖化で植物の育ちが早くなり、森が増えました。木の実などの食料が、取りやすく... -
国史
日本の縄文土器は世界最古級——大平山元I遺跡
前回は、磨製石器がこの列島で早くから使われていた話でした。土器は、その次に現れます。日本では、土器が作られるようになったときを縄文時代の始まりとし、本格的な水田稲作が始まるときを弥生時代の始まり、つまり縄文時代の終わりと定めています。 外... -
国史
世界最古の磨製石器は日本かオーストラリアか
前回、日本の局部磨製石斧がおよそ3万年前までさかのぼり、世界の通例(約1万年前)より突出して古いことを見ました。では、オーストラリアから「もっと古い」と報じられた石器は、どう考えればよいのでしょうか。 砂の層に沈んだ年代 平成29年(2017)、... -
国史
日本の磨製石器は世界最古級——岩宿が開いた先土器時代
前回は、人の起源と、この列島に人が立った話を見ました。縄文の遺跡からは、いまの日本人とほぼ同じ特徴の人骨も出ています。では、その人たちは、どんな道具を使っていたのでしょうか。 岩宿が覆した、「石器はない」という常識 長いあいだ、日本には旧... -
国史
人の起源——神話と科学が、それぞれ語ること
前回は、伊耶那岐神(いざなきのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)が島々を生んだ話を見ました。列島は、一つの国として語り始められます。では、その島に立つ人は、いつ、どこから来たのでしょうか。 人類がどのように誕生したのか、実はまだ十分には... -
国史
日本列島の誕生——古事記が語る国生み
前回の年表では、世界の王朝が生まれては滅びるなかで、日本だけが古代からいままで途切れずに続いてきたことを見ました。では、その日本というまとまりは、そもそもどのように語り始められるのでしょうか。 土器も、人の足跡も、まだ出てきません。国史の... -
国史
世界各国王朝略年表——途切れぬ日本、興亡を繰り返す世界
世界の王朝は、立っては倒れ、国のかたちを何度も作り直してきました。中国も朝鮮も、ローマもイスラムも、帝国が生まれては滅びています。 日本だけが、古代からいままで、国のかたちが途切れずに続いています。この年表は、その違いを一目で見るためのも... -
神社検定
鳥居の前へ戻って、もう一度頭を下げる。連載が終わる日の最後の一礼
境内、作法、八幡や稲荷、祭、神棚、伊勢、宮中三殿と神器、式内社から神社本庁までを歩いた連載が閉じる。神社検定の初級は五十問三十五分。古事記は712年に成った。くぐったあとに振り返り、もう一度頭を下げるところが、本当の終わりである。 -
神社検定
神社検定は初級の五十問から始まる。三十五分の三択、四つの級がある
神社検定は神社本庁が監修し、日本文化興隆財団が実施する。級は初級、参級、弐級、壱級。初級は五十問の三択で三十五分、オンラインもできる。範囲は古事記、作法、鳥居や鰹木、氏神、祭、伊勢の基礎である。申込は前年12月から5月までを目安に確認する。 -
神社検定
国家の宗祀と呼ばれた神社から、八万の社を包む神社本庁が発足するまで
御成敗式目は神を敬う一文から始まる。明治元年に神祇官が復興し神仏判然令が出て、神社は国家の宗祀とされた。官幣と国幣は大中小、その外に府県郷村と無格社。伊勢は社格の外。昭和21年、約八万社の神社本庁が発足した。招魂社から靖国へ。 -
神社検定
延喜式神名帳に二千八百六十一の社。官幣と国幣、一宮と二十二社の格
延喜式神名帳に載る式内社は二千八百六十一社。官幣は神祇官、国幣は国司が幣を出し、大社と小社に分かれた。一宮の下に二宮と三宮、総社は諸神を一か所へ勧請する。二十二社は十六から増え、上七社に伊勢や春日、松尾が並ぶ。松尾は正一位。
