神社のいろはの連載一覧です。第1回は鳥居と鎮守の森から読めます。
記事一覧
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神社検定
大国主神が国を譲った出雲で、旧暦の10月は神々のいる月と呼ばれている
島根県出雲市の出雲大社は、巨大なしめ縄の奥で大国主神を祀る。国譲りの舞台であり、本殿の高さには約96メートルの口伝が残る。旧暦の10月は全国で神無月、出雲では神々が縁を談じる神在月と呼ばれてきた。神在祭は旧暦10月10日から始まる。 -
神社検定
名古屋の熱田で、草薙剣は人の目に触れぬまま武運を預かり続けている
名古屋市熱田区の熱田神宮は、三種の神器のひとつ草薙剣そのものを御神体とする。剣は八岐大蛇の尾から日本武尊の手へ渡り、43歳の遺言で尾張に鎮められた。主祭神の熱田大神は、建御名方神と同一視されてきた。剣は今も社の奥に秘され、直接は拝めない。 -
神社検定
海の正倉院と呼ばれる沖ノ島と、満潮の厳島が同じ三女神を祀っている
福岡の宗像大社は、田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命を御分霊の根本として祀る。沖ノ島は海の正倉院と呼ばれ、2017年に世界遺産となった。広島宮島の厳島神社は、同じ三女神を、満潮に浮かぶ朱の大鳥居の奥に迎える。平清盛が社を整えた海でもある。 -
神社検定
神功皇后が船の安全を託した住吉の神は、今も反橋の先で海を見ている
大阪市住吉区の住吉大社に着くと、赤い反橋の先に四つの本宮が一直線に並ぶ。住吉三神は海の層を分け、第三本宮に和魂、第四本宮に荒魂を祀る。神功皇后の渡海の伝えと、住吉造の直線の屋根が、同じ境内に残っている。1月の初辰祭が、年の初めを告げる。 -
神社検定
琴平山の中腹に着くと、奉納された船絵馬が海上安全の歴史を語り始める
香川県琴平町、琴平山の中腹に金刀比羅宮がある。海上から山が浮かび、主祭神は大物主神の和魂だ。金毘羅大権現の時代を経て社名は変わり、禁足だった山の境内に、船乗りが航海の礼として奉納した船絵馬が今も残っている。四国参詣の人も、この坂を上った。 -
神社検定
火の用心の声が夜を渡るとき、愛宕さんと秋葉さんが同じ側に立っている
京都の愛宕山に着くと、火を預かる神の静けさがある。祭神の名は違っても、浜松天竜の秋葉山本宮秋葉神社も火防の神だ。戦国の武士から江戸の町人の火の用心へ広がり、12月の松明と2月の初辰祭が、いまも火災除けの夜をつないでいる。 -
神社検定
春日大社の神鹿が横切る参道の先で、四柱の神は一つの明神になっている
春日大社は藤原氏の氏神で、768年に奈良の春日山の麓へ創建されたとされます。武甕槌・経津主・天児屋根・比売神の四所明神は、一つの春日大明神です。神鹿が歩き、3月の春日祭と、2月・8月の万灯籠が夜を照らします。世界遺産にも登録されています。 -
神社検定
伊勢神宮以外で神宮と呼ばれる香取と鹿島は、海と雷とで国土を鎮めた
古く伊勢神宮以外に神宮と呼ばれたのは、香取神宮と鹿島神宮です。千葉の経津主大神は漁業と海運、茨城の建御雷神は武運を司ります。日本書紀では天孫降臨の前に二神が国土を平定し、のち春日大社へも勧請されました。鹿島には、地震を鎮める要石もあります。 -
神社検定
三角形を戴いた鳥居をくぐると、比叡の日吉さんが山王さんと名を変える
大津市の日吉大社は比叡山の麓に鎮座し、大山咋神をまつる日吉・日枝・山王の総本社です。延暦寺の鎮守として山王権現と呼ばれ、徳川家康は江戸城の守りとしました。鳥居に載る三角形は、山の形をしています。4月の山王祭には、神馬が立ちます。 -
神社検定
夏にも雪の残る越の白山で、菊理媛神は人と神とのあいだの祈りを結ぶ
白山は富士山・立山と並ぶ日本三霊山で、石川・岐阜・福井にまたがる越の霊峰です。総本社・白山比咩神社の菊理媛神は祈り結ぶ神とされます。九頭竜川など五つの川の源で、死者の魂が鎮まる山とも信じられました。平泉寺と長滝の白山神社も、その枝です。 -
神社検定
祇園さんと天王さんは、八坂に坐る素戔嗚尊の古い二つの呼び名だった
京都市東山区の八坂神社は、旧称を祇園社といい、主祭神は素戔嗚尊です。神仏習合では牛頭天王・武塔天神と同一視されました。7月の祇園祭は疫病を鎮めるために始まり、茅の輪と山鉾が今も町を祓います。日本三大祭りの一つとして京都の夏を占めます。 -
神社検定
諏訪湖のほとりを囲む四つの社に、本殿はなく6年に一度の御柱が立つ
諏訪湖の諏訪大社は上社本宮・前宮、下社秋宮・春宮の四社で、約1万社の総本社です。建御名方神は風の神にして日本第一大軍神とされます。6年に一度、上社と下社がそれぞれ四本の御柱を山から立てます。中世には武田信玄も篤く信仰した神社です。












